トランス脂肪酸とは簡単に言うと
「トランス脂肪酸とは簡単に言うとプラスチックの油」です。「トランス脂肪酸」を英語で表記すると「Trans fatty acid」です。これを直訳すると「Trans=狂った、fatty=太る、acid=酸」を含んだ油という意味です。プラスチックを摂取したらなぜ体に悪いのかは容易に想像がつくでしょう。
和製英語で表現するなら「Trans danger oil」=「トランスデンジャーオイル」=「狂った危険な油」といったところでしょうか?これならトランス脂肪酸の事だなとわかりますよね。
トランス脂肪酸は動脈硬化や心筋梗塞、心臓の病気や肥満、糖尿病、がんなど体に様々な悪影響や害を与え重大な病気を引き起こします。
次はトランス脂肪酸が体に与える害と影響、病気の一覧をどうぞ。
トランス脂肪酸の害と体に与える影響で起こる病気の一覧
現在、トランス脂肪酸が引き起こす病気としてほぼ確実だろうと言われている病気は、
「動脈硬化、心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、冠動脈閉塞や冠動脈性心疾患、心臓病、内臓脂肪増加による肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病、中性脂肪増加による脂質異常症、高血圧、高血糖、認知機能の低下、脳萎縮、がん、悪玉LDLコレステロール増加、善玉HDLコレステロール低下」などです。
では、なぜトランス脂肪酸が人体にこのような様々な害をもたらす程体に悪いのでしょう。それ程の悪影響を与える理由を簡単にまとめました。
トランス脂肪酸はなぜ体に悪いのか簡単にいうと
トランス脂肪酸を摂取すると体内でLDL悪玉コレステロールを増やしてHDL善玉コレステロールを減らして余分なコレステロールを体外に排出できなくなります。これにより動脈が詰まりやすくなり動脈硬化やプラーク、血栓の原因となります。
これらの症状が悪化するとさらに心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患や心臓病、冠動脈閉塞や冠動脈性心疾患、脳梗塞や脳卒中などの血管や血液の重大な病気を引き起こす原因となるのです。
このようにトランス脂肪酸が血管や血液に障害を与える事がわかりましたね。血管が萎縮する事により脳にも悪影響を与えます。脳の萎縮や認知機能の低下などの原因にもなります。
さらにトランス脂肪酸は内臓脂肪も増加させる害もある為、肥満やメタボ、高血糖、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病を引き起こす原因となります。
トランス脂肪酸は血管自体も傷つける為、血管の機能にも障害を与えます。人体への栄養補給や免疫細胞の運搬、不要物の排出は血液が担当します。そう、トランス脂肪酸は悪い事しかありません。
トランス脂肪酸の危険性とその理由が少しはおわかり頂けたでしょうか?トランス脂肪酸を多く含む油を知ってなるべく避けるようにしたいですね。という訳で次はトランス脂肪酸を含む油の種類をサクッとご紹介します。
トランス脂肪酸を含む食用油
トランス脂肪酸は「ショートニング、ファットスプレッド、マーガリン」などの油に多く含まれています。これらは揚げ物やパン、お菓子、ケーキなどに多く使用されます。
食用油の種類ではサラダ油、大豆油、米油、紅花油、ゴマ油、グレープシード油、コーン油などのオメガ6を多く含む食用油にもトランス脂肪酸が含まれています。食品の成分表示に記載される時は「植物油脂」と記載されます。
オメガ6は必須脂肪酸ではありますが安価に製造できる為市場に出回るほとんどの油がオメガ6を多く含む為過剰摂取になりやすく、これにより様々な病気や癌の原因となります。
これらの食用油は製造工程で「水素添加」する事により人工的にトランス脂肪酸をつくり出しているのです。ではなぜトランス脂肪酸を含む油をわざわざ製造するのでしょうか?
なぜトランス脂肪酸を含む油を製造するの?
なぜトランス脂肪酸を含む油を製造するか?理由は簡単です。その方が安価に油を製造できる為コスト削減できます。要は金儲けの為です。企業とは利益を求める組織です。
企業はあらゆる手段を使いコスト削減をして収益を確保します。現代の日本における資本主義社会とはそういう仕組みで企業はそのような企業理念の元に存在しています。
トランス脂肪酸を市場から排除する為に私たちができる事
もしトランス脂肪酸を市場から排除したいならそのような会社で働いている方がいればご自身の会社で意義を唱えるか、そうでなくても個人的にSNSやブログで反対活動を行う方法があります。
また、そのような商品を私たちが買わない。という無言の抵抗もできます。トランス脂肪酸を含む食品が売れなくなればメーカーは軌道修正して考えを改めるしかありません。
そのような商品を皆が買うから企業は儲かりますし、売れてるからこれでいいんだとばかりにそのままトランス脂肪酸の問題を保留し続けるのです。
まずはトランス脂肪酸を含有する商品を買わない、外食でトランス脂肪酸を通常より多く含有する大手外食チェーン店をなるべく利用しない事から始めてみてはいかがでしょうか?いきなり0にするのは無理でも心がける事はできます。
健康より金を追い求める企業は恐怖しかないですね。では他の国ではトランス脂肪酸の規制はされていないのでしょうか?
世界の国ではトランス脂肪酸の規制はある?
世界の主要各国ではトランス脂肪酸の規制がされています。中国ですらトランス脂肪酸を使用した食品には明確に表示する義務があり食品の成分表記にもトランス脂肪酸の分量の表示義務が法律で定められていて従わないと罰則があります。
タイやカナダはトランス脂肪酸を含む油や食品の製造、販売が禁止されていて輸出、輸入も全面禁止です。
アメリカは州によりますがトランス脂肪酸が含有している油や食品はトランス脂肪酸を使用していると明確に表記する義務を決めた法律があります。カリフォルニア州ではトランス脂肪酸を含む油の使用や食品の販売や料理の提供は全面禁止となりました。
デンマークやイギリス、フランス、スイス、オーストリア、シンガポール、台湾、韓国、香港、EU、オーストラリア、ニュージーランドでは法律でトランス脂肪酸の規制がされています。
あれ?日本は?
日本はトランス脂肪酸が野放し無法地帯
日本はトランス脂肪酸の規制はなく企業努力に任せて野放し無法地帯です。日本は世界からかなり遅れています。企業努力に任せるという事ですが企業は何も努力していません。
昔よりはトランス脂肪酸の含有量は少なくなっていますがトランス脂肪酸を使いジャンジャン金儲けして笑っています。
企業は恐らく農林水産省や消費者庁、厚生労働省などの役人に裏金を渡して黙認してもらっているのかなと思います。そう考えた方が自然です。
ま、驚く事ではないです。戦後の日本の政治は裏金ありきで行われてきましたから。この辺りの賄賂の話はまた別でしますね。
日本は世界の主要国の中で最も政治のレベルが低く危険な食が野放しになっている
日本は食品添加物やトランス脂肪酸、白砂糖に関しては先進国で最も遅れている国です。日本は食品後進国です。「国民の健康?それよりも金でしょう!」みたいなお国柄です。
CMで芸能人起用すればどんな毒を盛ってもバカ売れするんです。そういう法則がありマニュアルが確立されているんです。なんて素敵な国でしょう。世界一素敵な国ですね。これからもジャンジャンお金をバラまいてCM流している企業の食品を毎日食べましょう。
CMで金をバラまいた分以上に回収できるんです。だって皆CM見て有名なら買うでしょ?そういう事です。踊らされないように。そんなもん共犯ですよ。しっかり自分を持ちましょう。
次は、トランス脂肪酸を多く含む食品をざっと挙げますね。
トランス脂肪酸を含む食品
トランス脂肪酸はパンやケーキ、ドーナツ、ビスケット、チョコレート、アイスクリーム、レトルト食品、ポテトチップス、フライドポテト、チキンナゲット、生クリーム、天ぷら、揚げ物、惣菜、ほとんどのお菓子に多く含まれます。
大手飲食チェーン店などの揚げ物は特に最悪です。多くの大手飲食チェーン店は私たちが使用している一般の食用油よりもトランス脂肪酸を含む油を自社開発して使用しています。
大手飲食チェーン店を中心に12社(販売店や菓子メーカー含む)が使用している油のトランス脂肪酸の含有量を調査したので興味ある方はどうぞ。
「あれ?企業努力は?」「してないじゃん!」っていう。
「企業努力をして一般の油よりトランス脂肪酸を多く含有した安価な油を自社開発して使って利益増収している」
「売り上げアップの為にトランス脂肪酸をいっぱい含有した危険な油を一生懸命自社開発していっぱい儲けている」
ってことです。
このように一般消費者向けに販売されている油に含まれる数倍のトランス脂肪酸を含有した油を、企業が自社開発してコスト削減してたくさんお金儲けする企業努力はしているようです。はい、そういう事です。
ではどの食品にトランス脂肪酸が含有されているか簡単に確認する方法をお伝えします。
どの食品にトランス脂肪酸が含有されているか確認する方法
販売されている食品でトランス脂肪酸の含有があるか見極める方法は、商品裏面の成分表示に「マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、植物油脂」と記載されていないものを選びましょう。「植物油脂」もトランス脂肪酸を含有しているので避けましょう。
飲食店でトランス脂肪酸を含まない商品を選ぶ方法
日本は世界の主要国の中で唯一トランス脂肪酸に対する明確な法的規制がありません。よってトランス脂肪酸を含む商品にトランス脂肪酸を含有する事について記載や含有量の記載義務がありませんが飲食店や小売店で使っている油はほぼ間違いなくトランス脂肪酸を含有した油を使っています。
飲食店はNOトランス脂肪酸を売りにしていない限りほぼ全部の飲食店の料理にトランス脂肪酸が含有されていると考えて間違いないです。諦めましょう。まずは揚げ物を避ける事。次になるべく素材のままのメニューを選ぶようにしましょう。
私は刺身、焼き魚、サラダ、果物、納豆、豆腐、味噌汁などのメニューがパッと浮かびました。やはり和食ですね。参考までに。
次はチェーン店が使用している油の秘密についての裏話です。
チェーン店の食用油はトランス脂肪酸含有量が一般的な油の2倍以上含まれている
ここで飲食業界の裏話しです。大手飲食チェーン店の多くはコスト削減の為に自社で食用油を開発しています。業務用の食用油のトランス脂肪酸の含有量は一般消費者向けの食用油の含有量である1~2%でほぼ一緒ですが、大手飲食チェーン店のトランス脂肪酸の含有量は多少企業によりますが少なくても2~4%なので市販の油の2~4倍含有しています。
恐ろしい事にトランス脂肪酸をさらに多く含有している有名ファストフードのチェーン店は数多くあります。多いと10数%含有しています。
どういう事か?
トランス脂肪酸の含有量に対して黙認して回答しない企業があるのです。
なぜ?
回答できない位トランス脂肪酸の含有量が多いからです。
せめて自宅では安心して調理、食事したいですよね。下記の記事では良質なオメガ3(リノレン酸)を多く含むおすすめの油を紹介しているので興味あればご参照ください。
トランス脂肪酸を含有している油は極力使わないようにして外食する時は大手のチェーン店はなるべく避けましょう。理由はもうおわかりですね。
大手チェーンであればある程トランス脂肪酸を多く含有した油を自社開発すればそれだけ増益が見込める為トランス脂肪酸を多く含有した油を使用している可能性が高いのです。
小さいチェーン店は工場をつくって自社開発する費用や手間を考えると投資費用を回収するまでに時間がかかるので一般の業務用油を使用しているのです。
先程紹介した大手外食飲食チェーン店12社を調査した記事を読めばわかります。
私たち自身が商品や店を選ぶ事。その権利は私たちにあります。悪い商品を排除したいならテレビのCMや人の流れに乗って踊らされずに正しい知識や情報と選ぶ眼力を身に付けましょう。
では、今回も最後までご覧頂きありがとうございました。
康聖/YAPでした。