白砂糖は麻薬や覚せい剤より危険で依存性があるって本当?嘘?

2019年3月17日

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皆さん甘いものはお好きですか?

甘いものを食べると幸せになりますよね。

甘いものには白砂糖がつきものです。

 

しかし、その白砂糖が麻薬や覚せい剤と同じ位危険だとしたらどうしますか?

 

白砂糖を摂取すると麻薬や覚せい剤を摂取した時と同じ脳内麻薬が分泌され同じ様な症状が起こり同じ位危険で同等以上の依存性があります

 

だ!そんな危険なものが売っている訳がない!」と思いますか?

 

本記事では教授や科学者が本当に行った実験を元に解説します。

 

この記事を読めば砂糖に対する正しい知識を得る事ができご自身の健康を守る事ができるようになります

 

白砂糖の依存性と脳内麻薬の分泌を証明した動物実験

プリンストン大学のバート・ホーベル教授の白砂糖の実験

アメリカやカナダ、ヨーロッパでは化学者や研究者が白砂糖が及ぼす悪影響や依存性についての動物実験が頻繁に行なわれていて、白砂糖は強力な依存性があると報告しています。

今回例に挙げるのはアメリカのニュージャージー州プリンストン大学、バート・ホーベル教授です。

バートホーベル教授は、脳が食欲をコントロールする力や食べ物が脳に引き起こす依存性を研究してきました。

また、1996年から砂糖が脳に及ぼす影響を専門的に研究していて世界中から注目されています。

 

マウスは3日目から異常行動が出始め、1日24時間砂糖水を飲み続けるようになった。

まず、ホーベル教授はマウスが食欲抑制剤の使用により砂糖の摂取をどれだけ減少させられるか調べる為、実験用のマウスに毎日2~3時間程砂糖水を与えマウスが飲む砂糖水の量が一定になったところで食欲抑制剤を投与しマウスが摂取する砂糖水をどれだけ抑えられるか実験しようとした。

 

しかし、マウスに砂糖水を与えて3日目パブロフの犬のような条件反射が起こった。

実験の担当院生がマウスに砂糖水を与えようとするとマウスは砂糖水を飲めることを覚えた為興奮し砂糖水が用意されるカゴの前へ一目散に走り寄って来た。

担当が砂糖水の入った容器のノズルをカゴの前に設置するとマウスは異常に興奮して容器のノズルを引きちぎり砂糖水をこぼして一面水浸しになった。

 

また、食べ物と砂糖水を同時に与えたところマウスは食べ物には興味を持たず砂糖水を優先して飲んだ。

さらに砂糖水を絶やすことなく設置し続けたところ1日24時間マウスは砂糖水を延々と飲み続けた。

 

白砂糖の摂取をやめると起こる離脱症状

さらにホーベル教授は、砂糖を与えたマウスの脳内で生化学的にどのような反応が起こっているのか調べた。

マウスが依存症になっていた場合砂糖水を与えずにいれば依存症の証拠である離脱症状が現れる。

するとマウスは砂糖水を与えられると全て飲み干したが、食べ物だけを与えた場合は食べ物の摂取量は激減した。

 

この実験と似たような食習慣を送る人間もいて食事を抜き続けて最終的に大食いするという摂食障害の一種。

飲料やお菓子などから甘いものを主に摂取し主食をあまり摂取せず最終的に大食いが止まらなくなるのは摂食障害なのです。

 

白砂糖が発生させる脳内麻薬はモルヒネやヘロインなどの麻薬と同じ

このような研究からホーベル教授はマウス実験の現象を見てコカインやモルヒネ、ヘロインなどの依存性に酷似していると気付きこれを調べる為脳内のモルヒネ受容体をブロックするナロソキンをマウスに投与した。

するとマウスにナロソキンを投与して30分程でマウスは歯をガチガチ鳴らして頭を前後に揺さぶり足は痙攣して震え出した。

 

さらにこの状態で普段行っている迷路テストを行ったところいつもは元気に迷路内を動き回っているマウスが何かに怯えた様にほとんど動かずついに縮こまって動かなくなってしまった。

この実験から白砂糖はモルヒネやヘロインなどの依存症と酷似した砂糖依存症の離脱症状を証明した。

 

ホーベル教授の白砂糖が脳内に与えるマウス実験まとめ

ホーベル教授の実験をまとめると砂糖は麻薬のように脳内麻薬を発生させ砂糖水を飲んだマウスはコカインやモルヒネ、ヘロインを摂取したかのように自らの脳内にある麻薬物質に高揚感や幸福感に満たされ味をしめ3日目には異常行動が出始め白砂糖が脳内に与える影響がなくなるとその快感を再び味わう為に白砂糖を大量に摂取し結果白砂糖に高い依存性を持った。

また、麻薬中毒患者に投与するモルヒネ受容体をブロックするナロソキン薬をマウスに投与したところモルヒネやヘロインと同じ麻薬中毒者と同じ離脱症状が発症して狂暴化した。

 

マウスの脳内ではモルヒネ、ヘロインなどの麻薬と同じ陶酔、高揚、幸福感とモルヒネの数倍の鎮痛効果のある脳内麻薬Bエンドルフィンや、やる気の源である脳内麻薬ドーパミン分泌のレベルが活動できない程に低下した。

 

マウスは極端に低下したβエンドルフィンやエンケファリン、ドーパミンのレベルを上げようとしてもがき苦しんでいた事を確認した。

 

白砂糖が脳内に与える反応はコカインやモルヒネやなどの麻薬と酷似している

カナダのローレンシアン大学のマイケル・パーシンガー教授の白砂糖実験

カナダのローレンシアン大学のマイケル・パーシンガー教授は妊娠が原因で起こる食の好みの変化をメスのマウスを使い実験した。

実験ではマウスは砂糖水を飲み続け量を増やすと全部飲みさらに大きな容器で砂糖水を与えるとマウスは起きている間数分ごとに砂糖水を飲み続けた。

さらにマウスは砂糖水を摂取する量と共に食べ物の摂取量が30%以上も増えた。

 

白砂糖の離脱症状で狂暴化したマウスが人間の指を噛みちぎる

パーシンガー教授がマウスに砂糖水を与えるのをやめると全てのマウスが狂暴化して互いに噛み付き合った。

マウスは目の玉が飛び出してしまい他のマウスや実験者の人間に対しても攻撃的になった。

 

さらに半数のネズミは人間の指を噛みちぎる程噛みついてきた。

噛むという行為は麻薬中毒の依存症や離脱症状によって引き起こされるものと同じ凶暴性反応だ。

 

また、マウスを別のカゴに移したり食事のスケジュールを変えたり睡眠を妨害してストレスを受けたマウスは、さらに大量の砂糖水を飲み麻薬や覚せい剤などに見られる典型的な薬物依存症の症状を起こした事が確認できた。

 

白砂糖の依存性はコカインよりも強い

フランスのマガリー・レノア博士の白砂糖実験

フランスのマガリー・レノア博士は、サッカリン(甘味料の一種)や白砂糖はコカインよりも依存性が強いことをネズミ実験により発見し証明した。

43匹のネズミにコカインとサッカリン水が両方摂取できるよう15日間の期間を設けて実験した。

 

すると40匹のネズミはコカインよりもサッカリン水を選んだ。

砂糖水とコカインでも同じ結果を繰り返し何度か行ったが同様にコカインよりも砂糖水を選んだ。

 

白砂糖の甘さが麻薬や覚せい剤よりも強力な依存性を引き起こす

白砂糖はコカインと精製方法が一緒で高揚感や幸福感、興奮作用、禁断症状も一緒だが白砂糖の「甘さ」がコカインなどの覚せい剤よりもより一層依存性を引き起こしていた。

また、レノア教授はすでにコカイン依存症になっているネズミで同じ実験を行ったがほとんどのネズミがコカインよりもサッカリン水と砂糖水を選んだ。

 

これにより白砂糖に代表される甘いものの依存性はコカインよりも高いと動物実験で証明された。

白砂糖は糖度98%という極限まで精製された化学物質で強烈な甘みがある分依存性がモルヒネ、ヘロイン、コカインよりも格段に高い。

 

私たちが甘いお菓子を食べ始めるとやめられない理由はここにある。

白砂糖は麻薬や覚せい剤と同じ位依存性があり、危険性はそれ以上あるのだ

 

白砂糖のマウス実験結果まとめ

  • 砂糖水を飲んだマウスは麻薬のヘロインやモルヒネと同じ脳内麻薬を分泌させ砂糖水を飲んだマウスはモルヒネ、ヘロインを摂取したかのように自らの脳内にある麻薬物質に高揚感や幸福感に陶酔して味をしめて摂取する量が増えていき最終的には起きている間は5分起きに砂糖水を摂取し続けた。
  • マウスは砂糖水を摂取して3日目には異常行動が出て1日24時間寝る間を惜しみ砂糖水を摂取するようになった。
  • マウスは砂糖水が分泌する脳内麻薬の快感を味わう為に白砂糖を大量に摂取し量が増えていった。
  • マウスにコカインと砂糖水の両方を与えたところ、覚せい剤であるコカインよりも白砂糖を選択し摂取し続け、コカインよりも高い依存性を確認した。
  • 砂糖水を与えたマウスに麻薬中毒患者に使用する薬を投与したところ、モルヒネやヘロインなどの麻薬中毒者と同じ狂暴化するという離脱症状が発症した。
  • マウスの脳内ではモルヒネやヘロインなどの麻薬と同じ陶酔、高揚、幸福感などモルヒネの数倍の鎮痛効果のある脳内麻薬Bエンドルフィン、やる気の源である脳内麻薬ドーパミン分泌のレベルが活動できない程に低下した。
  • マウスは極端に低下したβエンドルフィンやエンケファリン、ドーパミンのレベルを上げようとしてもがき苦しんだ。

 

白砂糖は体に悪い様々な害を及ぼす

このように白砂糖は麻薬のモルヒネやヘロイン覚せい剤のコカインと同じで、植物が真っ白な白い粉になるまで精製を繰り返す製造方法で麻薬や覚せい剤と同じく化学方程式で表記される元々この世にない特徴を持った化学物質なのです。

要はまぎれもないクスリ、ドラッグです。

 

白砂糖を摂取した時に脳内から分泌されるβエンドルフィン、エンケファリン、ドーパミンといった脳内麻薬も同じでさらに禁断症状や離脱症状も同じ、そして依存性がコカインよりも高いという事が動物実験により証明されました。

 

砂糖に限った事ではないですが必須栄養素でさえ摂取し過ぎると害になる栄養素も多いですが、残念ながら砂糖に栄養素はないばかりかビタミンやミネラルの吸収を阻害して消化不良やカルシウム不足から来る骨粗鬆症や虫歯、歯周病を引き起こします

 

ビタミンB3の不足は鬱や統合失調症を引き起こします。

さらに砂糖に含まれるショ糖は腸内環境を悪化させるため太りやすい体質になり肥満に繋がります。

 

腸内環境悪化に伴い免疫力の低下、便秘、下痢、癌などを引き起こします。

他にも心筋梗塞や脳卒中、肥満からくる各種生活習慣病妊婦が砂糖を大量に摂取するのはとても危険で胎児の脳障害などを引き起こします。

 

また、白砂糖はお菓子屋ジュースだけでなくパンや調味料、惣菜、外食料理などにも含まれます。

糖質カット商品や糖質オフ商品には食品添加物のアスパムテールやスクラロース、アセスルファムKなどの人工甘味料が含まれていて、これらは白砂糖よりもさらに危険なので気を付けましょう。

 

必ず商品の裏面表記を確認する事をおすすめします。

 

外食する時は砂糖の摂取を避けることは困難ですが、では、自宅で料理する時には砂糖の代わりにどんな甘味料を使用したらいいでしょうか?

 

砂糖の代わりの甘味料は無添加本みりんがおすすめ

結論から言うと、砂糖の代わりの甘味料はみりんがおすすめです。

てん菜糖や黒糖を勧める人もいますが、ショ糖の含有量が高いので白砂糖とそんなに変わらないです。

白砂糖を摂取するよりはマシ、程度です。

 

発酵食品であるみりんは酵素やアミノ酸、有機酸などの栄養素が豊富で身近にある健康食品です。

おいしいみりんはスイーツ作りの甘味料にも使えますし、煮切ればスイーツのシロップにも使えます。

 

こちらの「純米本味醂 福みりん」は原材料が石川県産のもち米を原料にした蒸米と契約栽培の酒造好適米「フクノハナ」を原料にした米麹を使用した本物のみりんで飲んでも最高においしいです。

原材料が特定できる品種を使用しているのと日本海側ってとこがいいですね。

 

こちらの「角谷文治郎商店 有機三州味醂」は100年以上の歴史を超えるみりん製造専門の蔵元で造られているこだわりの有機本格仕込み本みりんです。

全ての原料米が国産で自然環境の循環を考慮した有機自然農法で栽培されているという玄人ぶりで、私の好みど真ん中です。

 

こちらの「九重味淋 純三河本みりん 壜」の原材料は酒蔵のある愛知県の三河産にこだわり、もち米は愛知県三河産ココノエモチ、米麹は愛知県三河産あいちのかおり、焼酎は愛知県三河産うるち米を使用しています。

このこだわりぶりも私の好み。

 

そのままかけて使う甘味料ならジャラハニーやアガベシロップがおすすめ

煮切らずそのままかけてたっぷり甘くしたい場合の甘味料はアガベシロップやジャラハニーがおすすめです。

 

特にスーパーフード、ジャラハニーは抗菌力、殺菌力も食品中トップで、非加熱なので酵素やビタミンミネラルたっぷりなので超おすすめです。

さらにジャラハニーは低GI食品なので甘党ダイエッターの方にもおすすめです。

 

結論は大容量がお得です。

私は常備して豆乳ヨーグルトにかけてバナナを入れたり粉末マカを入れたりして朝食に食べています。

 

もっとコスパのいいマリーハニーもあります。

最初は様子見で小さいジャラハニーを試していましたが、よく使うので最近は安くて抗菌力も同等の大容量マリーハニーをリピートしています。

 

味の違いはジャラハニーの方がコクと匂いがスモーキーで、マリーの方がライトですかね。

同じジャラでも味と香りが違うので色々試して自分好みを探してみるとおもしろいと思います。

 

まとめ

以上「白砂糖は麻薬や覚せい剤より危険で依存性があるって本当?嘘?」でした。

白砂糖はたまに少量なら問題ありませんが日常的にたくさん摂り過ぎると砂糖中毒になり麻薬と同じ離脱症状が起きます。

心当たりのある方は日々砂糖を摂取し過ぎないように心がけてみてはいかがでしょうか?

 

もちろん砂糖の過剰摂取は糖尿病の原因にもなります。

詳しくはこちらの記事を参照ください。

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今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

ファスティング伝道師康聖でした。

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