糖質制限の危険性 | 炭水化物制限食者は死亡率1.31倍

2019年3月18日

稲米の画像

https://mutenkaa.com

糖質制限食の危険性 | 死亡率1.31倍

昨今糖質制限ダイエットが流行っています。短期的な糖質制限は確かにダイエットに効果はあります。

しかし極端な糖質制限を長期的に行うとリバウンドばかりか命の危険も大きいのです。

実際に長期的に極端な糖質制限をしている人は死亡率、寿命が短くなるという論文も多数あります。

今回は間違った糖質制限食の危険性について解説します。

参考文献は国立国際医療研究センター研究所 糖尿病研究部 医療連携統括室長長 能登洋(のとひろし) 先生が2013年2月4日に発表した 糖質制限食による死亡リスク-メタアナリシスによる検証 です。

※メタアナリシスとは複数の研究結果を統合して分析しより精密な知見から統計して分析結果を導き出す事、又はその手法の事で一般的にはメタ分析やメタ解析などと呼ばれる。

糖質制限食による死亡リスク-メタアナリシスによる検証の概要

糖質制限食による死亡リスク-メタアナリシスによる検証の概要をまとめました。

  • 実験の目的:短期的な糖質制限食(低炭水化物食)は体重の減少や動脈硬化のリスク改善に有効であることが示唆されている事に対し長期的な効果と安全性の検証を行う。糖質制限食による死亡率と心血管疾患リスクの統的検証を行った。
  • 実験の背景:世界の医学論文492中死亡率を調べた9件の論文を調査し27万2216人(男性34% 女性66% 総死亡人数15981人)を対象として5~26年の追跡調査を行った。
  • 実験結果全死亡リスクは糖質制限食(低炭水化物食)の人々がそうでない人々に比べて1.31倍高く心血管疾患の羅患率は1.1倍高かった

糖質制限をすると体内で大量のケトン体が発生する

糖質制限をすると体内で大量のケトン体が発生します。糖質制限食を行っているという事は健康に気を付けて健康的な生活を送っているはずなのに一般人より死亡率が1.31倍になるという事はかなり高い数字だと思います。

糖質を過剰に摂取すると体は脂質を作り出し空腹になると脂質やたんぱく質を使い血糖の維持を補う働きをします。

つまり糖質制限をすると脂質やたんぱく質が大量に消費されるのです。

この血糖を作り出す時に血糖以上にケトン体が作られます。この状態が悪化するとケトン血症やケトアシドーシスが起こり生命の維持ができなくなる場合もあります。

ケトン体が大量に発生すると起こる危険?

ケトン体が発生すると一時的に口臭や体臭がきつくなり臓器にも負担をかけます。肝臓や膵臓に負担がかかり重症になると臓器の機能不全になる場合もあります。

また、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系疾患に羅患する確率が高くなります。また、若い女性が糖質制限をすると生殖器が発達不全や不妊に繋がり、妊娠や出産に悪影響が出ているなど医師から数多くの報告があります。

極端な糖質制限食をすると、脂質を分解して足りない血糖を補いながら人は生きていく事はできますが、健康体でいる事は難しいのです。

ファスティング中でもケトン体は発生する

ファスティング中にも体内からケトン体は発生します。

しかし長期的にファスティングを行う場合は1日1食は普通に食べます。

もしくは1日2食のファスティングを行うのも効果的です。

ファスティングによる体脂肪燃焼して体重が減少する事について下記記事で解説しています。

ファスティングで脂肪が燃焼し痩せる仕組みはケトン体
ファスティングで脂肪が燃焼し痩せる仕組みはケトン体

ファスティングで脂肪が減り痩せる仕組みはケトン体。ファスティングを行うと体のエネルギー利用法がケトン体になり脂肪細胞がエネルギー源として利用され脂肪が燃焼する。肥満は糖尿病や癌,動 ...

ファスティングでダイエット効果 | ケトン体で脂肪燃焼

ファスティング(断食)もやり方を間違うと危険

いわゆる断食、ファスティングを行う場合は1日0食なら3日間まで。

準備期間や回復食の期間はそれぞれ断食を行った日数だけ必要です。

回復期間が終わったらその後は炭水化物も普通に摂取します。

癌などの傷者は1週間を期間を空けて複数回行う事もありますが通常食に戻したら1食は普通にご飯を食べます。

1日0食のファスティングを1日以上行う場合は間違ったやり方で行うと逆効果で健康を害す危険があるので専門家の指示の元正しいファスティング方法で行いましょう。

1食のファスティングの場合でもご飯は普通に食べます。炭水化物は三大栄養素で体に絶対に必要です。

自分自身に必要な糖質の量を見極め多ければ適正量に制限する事が本当の意味での糖質制限です。

もう一度言います。炭水化物は三大栄養素で絶対に体にとって必要な栄養素なので適正量を摂取しましょう。

糖質制限食を発案した人物は元の体重までリバウンドしている

糖質制限食の第一人者と言われるロバート・アトキンス博士、日本では和田式食事療法で有名な和田研究所の和田さんですが元の体重までリバウンドしています。

今やっているダイエットはこんなに頑張っているのに、つらいのに、効果が出ない・・

と思ったら、根本的にダイエットの価値観ややり方が間違っているかもしれません。

メディアやSNSの流行りに流されるだけでなくしっかり自身で勉強する事はどの時代においてもどんなジャンルにおいても大事です。

自分の身は自分で守りましょう。

本当の糖質制限は糖質を適正に制限して摂取する

糖質制限は短期的には有効ですが長期的には骨まで痩せこけてしまいますし腎臓や肝臓にも大きな負担がかかります。

糖質は人体に必要です。とても大事な栄養素です。制限と断絶は違います。現代人は栄養を摂取し過ぎですがそれは糖質に限る事ではありません。

私の糖質制限の考え方と23kgダイエットに成功した食事法

かくいう私も過去に糖質制限をしていましたがそれでも1日1食はきっちり炭水化物を摂取していました。

今年の(2019年)2月に入ってからは2食か3食ご飯をかなり軽めに食べています。

毎朝バナナも食べますし小腹が空いたらクラッカーをかじります。

夜はクラッカーとチーズをつまみにしたりパンをトーストしてオリーブオイルをつけて少し食べたりします。

炭水化物を摂取した方が体脂肪率が下がると気付いたからです。

現に炭水化物を複数回に分けて摂取するようになってから、体重変わらず体脂肪率が2%落ちました。

私は自分を実験台にずっと自分を観察して試行錯誤しながらダイエットをしていますが自分のベスト体重だと思われる付近でキープしています。

しかし謎の体脂肪率増加の時がありました。そこで食生活を少し変えたりしてしばらく観察してみました。そうすると不思議な事や新しい発見をします。

私は23kgのダイエットに成功後も自分の体を観察し続けています。体重をキープしながら体脂肪率を下げる事にも成功しました。

ダイエットは自分の体との対話です。体の声をよく聞いてあげるようにしましょう。私はこれからも一生自分の体と対話していく事になるでしょう。

皆さんもバランスよく各栄養素を摂取しましょう。本当に、糖質制限で死者が出たり寿命が短くなったり、特に若い女性は性器の発達にも影響し将来子供を産めない体になってしまう危険性もあります。

正しい糖質制限のやり方まとめ

私の体験と知識を元に効果のある正しい糖質制限のやり方を簡単にまとめました。

  • ご飯大盛りをやめる
  • 「弁当とパン」「ラーメンとチャーハン」などの「ダブル炭水化物」の摂取をやめる
  • 白砂糖を多く含むジュースやお菓子、ケーキ、アイスクリーム、チョコレートなどの摂取を極力控える
  • 1日3食をやめて2食にする

糖質制限は上記を心がけるだけで相当な効果があります。

白砂糖の危険性について詳しくは下記の記事を参照ください。

白砂糖が体に与える害 | 白砂糖がもたらす症状と病気一覧
白砂糖が体に与える害 | 白砂糖がもたらす症状と病気一覧

白砂糖と麻薬の共通点は植物が化学物質になるまで精製される製造工程、分泌される脳内麻薬と感じる陶酔感や高揚感、禁断化症状、狂暴化などの離脱症状が一緒。白砂糖は肥満や脳卒中、癌、認知症 ...

白砂糖の害と体に及ぼす影響 | 白砂糖は麻薬って本当?

まとめ

以上「糖質制限の危険性 | 炭水化物制限食者は死亡率1.31倍」でした。

糖質制限が悪いと言っているのではなく間違った極端な糖質制限が危険だということです。

私も糖質は制限しています。炭水化物の過剰摂取を見直し適正量の摂取をしています。

ご自身にあった糖質の量を見極めていきましょう。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

ファスティング伝道師康聖でした。

-ダイエット, 糖質(炭水化物)
-,

Copyright© mutenkaa | こーせいYAP , 2021 All Rights Reserved.